結局何だったのか、何が言いたかったのか？といわれれば、はっきり言ってよくわからない。
わからないけど、ずっと泣いてしまっていた。
この雰囲気や、音楽や、世界観、嫌いじゃないです。
子役の子を含めて、登場人物たちの、言葉ではない心の中の思いやら何やらが、なんだか痛く、切なく伝わってくるのです。
役者達が、台詞ではなく「魅せて」くれます。
本当に素晴らしい。
少し暗く、少し重く、ゆったりと流れる時間が、はかなくも美しいのです。
穏やかでありながら、終始漂う緊張感。
ドキドキハラハラしてましたよ、私は。
私は、リチャード少年に感情移入してました。子供は、鋭敏に感じ取るものです。マミーが、どこかに消えてしまうのではないか？
そして彼が現代と繋がった時には、鳥肌が立ちました。
私は、ジュリアン・ムーアとこの少年の名演技に拍手を贈りたい。
これ、一日の出来事なんですよ。でも、時代としては、何十年も抱えているんですよ。
時間とは。
「The Hours」か。。。
味わいのある映画だなあ。
いいです。
ところで、メリルの娘役の子は、レ・ミゼラブルにでてた子だね。
そしてトニ・コレットさんも出てた。なんだかボリュームがありましたが、50年代っぽくてよかった。
ミスターセロファンも出てた。（笑）
（映画好きの方、すみません。私は映画歴が超浅いもので、こんな発見に喜んでしまうのです。）
えっと、この映画における同性愛はポイントですか？
私は外国人の愛情表現がどこまでどうするのかがよくわからないので、同性愛と取ってしまっていいものかどうか迷いました。
それとも、バイセクシャルであるとか、そもそもそんなことはたいして意味のあることではないのか？
生と死。輪廻転生。人生とは、なんなんでしょうね、ほんとに。
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