明けましておめでとうございます。
2005年もがんばります。

中華街で新年を迎えました。
爆竹もうるさいだけって気もしましたが…(爆)←まさに。

そして夜、ふらりとハウルの動く城を見に行きました。
相変わらずわけわかんないとこてんこ盛りながらも、
やっぱり泣けました。

私が印象に残ったシーンは、魔女と、主人公の二人のばあちゃんが、長い長い階段を、必死こいて登っているところと、
ハウルが、「美しくなければ生きてる意味がない」と(いうようなことを)言った後に、ソフィーが、「私なんて一度も美しかったことがない」と(いうようなことを)言って大泣きしている場面。
お年寄りがあれほどの階段を登ることが、どんなに大変なことかを気づかされると共に、思わず吹き出さずにいられない滑稽さ。
切なさとおかしさをうまく織り交ぜて表現しているなあと思った。
そして、若さ=美しさを失っていくことの怖さ、歳を取ることへの恐怖に対し、
歳を取るということは素敵なことでもある、美しさというのは、
若さや見た目の美しさではないということ。
特にこの辺は、今の私にはタイムリーで、痛いほどでした。

この、若さ故の美しさを失っていく恐怖っていうのは、
20代前半ぐらいまでの女の子には理解できないでしょうね。
鏡を見るのが怖くなるんだから。
明らかに顔の肉がどんどんたるんで、顔が変わってるんです。
このまま、もう後は老いていくだけなのかと思う悲しさって、
やっぱりこの年代の、それを実感した人にしか分からないと思うけど。
でも、若さ故の美しさは儚く、そんなものはほんの一瞬のもので。
それを失ってなお、内面から輝く美しさをいかに持っているかが、本当の美しさなのだと思う。

ユマの若い頃は恐ろしいほど美しい。
キルビルを見たとき、ぶっちゃけ、年を感じる顔なんかをみると、ユマは、こういう自分の顔をスクリーンで見ることに対して、怖くはないのだろうか。。。と思った。
(私なんて自分の写真を見るのが恐ろしいから)
でも彼女は、自分がどう見えるかなんてどうでもいい
というようなことをいっていた。
・・・か、かっこいい。。。
それでこそいい女だ。おれはなんてちっさい人間なんだー
みたいな。
鏡に向かって、シワ一本と必死に戦っている女優がいたとしたら、それは無駄な抵抗と言わざるを得ませんね。
みんな必ず歳を取るのですから。
その分、もっと自分を磨くことに精を出すべきなのでしょう。

まあ、とは言っても女心は複雑です。
気持ちは痛いほど分かります。
なんか、いろんな人の言っている意味が分かってきますね。この歳になると。

なんか前にもこんなこと書いた気が。
私も煮え切らない女ですな。(汗)

そんなわけで、ハウルは、お年寄りには優しくしよう
ということと、若さ故の美しさを失ったとき、
どれだけ輝いていられる、魅力的な女になるか
ということを強く思いましたとさ。
私にはそんなメッセージ。

若い子達は、ぜんぜん違う感想を持つんでしょうけどね(笑)
(ある種、戦争より恐ろしいインパクト)

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