を見てきました!
どちらも面白かったので、凄く充実した日だった。

まず最初に見たのが、「誰も知らない」。
ヤギラくんが、非常にセクシー!
彼の顔はとてもいい。汗に濡れた髪の感じ、
あの目、あの姿。淡々とした表情。
子供として、男の子として、変な意味じゃなくとても可愛かった。
ただ、カンヌの男優賞はどうなんだ?
セリフがあるんだかないんだか分からないような
ドキュメンタリータッチのこの作品で、
演技という意味ではどうなんですかね。
監督の手腕による部分も多いような気がしちゃう。
セリフなんかについては、外人は、微妙なニュアンスまでは
分からないじゃん。
私たちが、外人の子役が上手い!って思っても、
もちろん表情や、表現で伝わるものは十分にあるけど、
微妙なセリフ回しまでは、字幕で読んでる以上分からない部分も絶対あるし。
タラちゃんにどこまで伝わってるのかは謎。(笑)
そしてタラちゃん、ヤギラくんのあの顔好きそう。(笑)
目が凄いもん。サムライみたいだもん。

ともあれ、この映画でのヤギラくんはカッコ良かったです。
男らしくて、子供らしくて、すごく愛おしかった。
そして、他の子供達も、さらに自然で可愛かったです。

子供の心理描写を丁寧に描いていて、いい映画でした。
そして、変にオチを付けていないところもいい。
淡々としていて、押しつけがましくない。
泣かせようとか、そういういやらしさがなくて。
しかしお兄ちゃん、すごいな。

見て良かった。いい映画でした。

そして、TOHOからワーナーに移動して、
「華氏911」
こちらも面白かった。
ブッシュを初めとするいろんな政治家達の滑稽なコメントなんかについては、編集の妙もあるでしょう。
そこについてはヤラセだとか、いろいろ批判もあるみたいだけど、普通に面白かったし、その程度でいいじゃない。
私にとってはそれよりも後半がグッと来たし、そこをとやかく言うより、ブッシュ批判というより、こここそをみんなが見るべき主題なんじゃないの、と思った。
戦争について。
イラク戦争について。戦争自体やるべきじゃないと思うのに、
それが無意味な戦争だなんて。
イラク戦争がいかに無意味な戦争で、それによって亡くなった
イラクの多くの罪なき民間人、子供達と、国のためと信じて戦い、死んでいった多くの若いアメリカ兵達。
彼らは一体、何のために死んだの?
彼らの死が、何の役に立ったの?
全く分からない殺し合いだったとしか思えないっていうところが悲劇的。
彼らの痛々しい姿を見て、殺し合いなんてしたくない子達が死んでいかなければならないなんて。
手足を失ったアメリカ兵達の姿がリアルだった。彼らですら、なぜ戦争をしなければいけないのか分からないんだから。
怖い。みんなが踊らされたみたいで。

もちろんこの映画が凄く偏った見方をした映画だということは
分かるけど。
にしても、やっぱりこの映画は見るべきだと思う。
ブッシュ批判だからとか言う問題じゃないでしょう、
小泉さん。
誰を支持するかは見る人の勝手だけど、
とりあえず、みなさん、見てみようよ。

そして、後半は、紛れもないドキュメンタリーだと思うよ。
愛国家の一家のお母さんが、息子を失ってからのくだり。

というわけで、どちらも良かったのだけど、
より多くの人にまず見て欲しいという意味で、
こちらのリンクを貼りました。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索